私設工房の作業日誌です。主に船を作っています。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(12)
皆様新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今週の進捗状況です。


正月で行事などが立て込んだ事もあってあまり進みませんでした。1番煙突のハンドレールの彫刻を削って真鍮線に替え、煙突のてっぺんに穴を開けて整流板を付け、煙突下の大型吸気口の表現をメッシュに替えました。

 
摩耶の設計図面上では大型吸気口の間の甲板上に天窓があります。覗き込まないと見えない所ですが一応部品を作りました。


煙突の下部支柱と前部マストの台を兼ねた構造物はフライホークの摩耶専用エッチングセットの部品ですが、そのままではやや前方に付きすぎてしまうので一部調整してキットの部品と同じ位置に付くようにしました。オリジナルは吹き抜けですが、設計図面は倉庫になっているようなのでプラ板でふさいでドアを付けました。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(11)
今週の進捗状況です。


船体中央の機銃甲板を中心に表現を加えました。

 
摩耶の機銃甲板はキットの部品は一直線ですが設計図面上は中央部が若干高く段差が付いています。段差は直下に缶室からの自然吸気筒が立っているためで、キットはそれがほとんど再現されていないので一直線でも不具合がない訳です。部品の加工は後部の位置関係を修正した関係で難しいためプラ材で作り直して脚の部分のみ移植し、裏側にエッチングのサポートを加えました。中央に立っている部屋は魚雷戦の予備指揮所です。


缶室や機械室の吸排気口もキットは表現が弱かったり無かったりで追加しました。


機銃甲板の下にある構造物は下が高射砲/上が一般のそれぞれ兵員待機所です。戦争末期になるとどの軍艦も高射砲や対空機銃が隙間無いほど増設されていきましたが、兵器が増えるに従ってそれを操作する人員も増え敵の急襲に備える目的もあってこのような特設の待機所がいたる所に作られるようになりました。キットには上側の部品も機銃甲板と一体化する形で付いていますが、形状がいま一つなのでプラ材で作りました。

  
船体中央部の4基の高射砲台座は艦首側(画像右側)の3・4番砲は平面型が違い、艦尾側(左側)の5・6番砲も船体内側に入る部分の平面形が若干違うので共に作り直しました。高射砲兵員待機所の3・4番砲の台座に接している部分も若干形が異なるので修正しました。



今年の更新はこれで終わりです。数年来の懸案だった赤城がやっと終わった他は1/700が2隻と思ったほどには作れませんでした。作りたい船は沢山ありますが時間が追いつかないのがなんとももどかしい思いです。

来年の見通しとしては、1/350は摩耶が早くてもあと2ヶ月程度、その次は航空母艦を一隻と大和の順で考えています。ただし目を引くような新製品が出るようならば変更するかもしれません。1/700は中断中の瑞鳳までは作りますがその後は1/350の合間に作れるようならば作ります。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(10)
今週の進捗状況です。

航空機作業甲板まで進んだのでシェルター甲板と合わせて艦載艇の収まり具合を見てみました。設計図面上は若干の余裕が出るのにキツキツ。また作業甲板と下の船室の艦首側の間隔もほとんどないはずなのに奥まっています。何かが変です。


改めて設計図面とキットを比較してみると、摩耶のカタパルト支柱が高雄よりも1.5m近く艦尾側に寄っているのにキットは部品が共通化されているために艦載艇収納スペース周辺の位置関係がおかしくなっているようです。追加で修正作業が生じてしまいました。

船のプラモで構造物の位置関係の微妙なずれは割とあるもので、ロボットやフィギュア等のプロポーション修正とは異なり直しても全体の印象は変わらない事がほとんどなので通常は無視しますが、今回は最大4mmとちょっと大きなずれだったので手を入れました。

①カタパルト支柱を切り離して4mm艦尾側に移動
②航空機作業甲板を前後に4mm切り詰め艦首側の切り欠きも2mm深くする
③シェルター甲板の後端を4mm延伸し後部艦橋の位置も移動
④後部探照灯台支柱と5・6番高射砲台座の位置を3mm艦尾側に移動
⑤中央機銃台の作り直し
⑥内火ランチを12mから11.5mに変更
 (12mの部品から前後に1.5mm詰める)


幸いにも修正できましたが、一旦組み上げた部分を切り開くのはかなり凹みました。事前によく調べたつもりでしたがこの周辺は高雄と同一仕様と思い込んでいました。


内火ランチも設計図面をよく見ると重巡標準の12mではなく11.5mという若干小さいタイプと描かれていました。部品はなく1/350で1.5mm程度の差違であれば無視することもありますが、設置周辺の位置関係がシビアなので12mタイプから切り詰めて作り直しました。


後部艦橋中段の部品は船室が大きすぎるので削り床面を1mm伸ばしました。後部煙突と接する部分の形状も異なるので修正しました。探照灯台支柱の片側が一部プラ板になっていますが、これは図面の読み違いで誤ってカットしたもので本来は部品のままで良い所です。


キットの中央機銃台の部品は後部艦橋の天井と一体化されていますが、摩耶の設計図面は5分割されていてそれぞれ高さも微妙に違うように描かれています。位置関係の絡みもあってこの部品は使えないのでプラ板で作り直し支柱を移植します。上の画像は中央部分が一直線になっていますがテープを貼った部分で段差が付きます。

これら位置関係の修正はほぼ終わったので細かい表現を加えます。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(9)
今週の進捗状況です。


船体後半の甲板を製作中です。前半と同じく吸気口やハッチ等は塗装の関係で後で取り付けます。細長く開いている穴は開状態の出入口です。

 
艦尾の端もキットの表現が弱いので彫刻を全て削って作り直しました。舷側に2個ずつ並んでいる爆雷投下台は余りのエッチングを組み合わせて作りました。艦尾の船名はフライホークの摩耶専用エッチングの部品です。


後部甲板の端に沿って囲われている部分は画像奥側は流し場、手前で窪んでいる部分は係船桁(艦載艇を一時係留したり乗員が乗り移るための棹)の収納スペースです。キットにも表現がありましたが甲板と船体の整形の都合で削り落としたためプラ材で作り直しました。


航空機作業甲板下の船室はキットは高雄のコピーで、摩耶は若干形状が異なるために一部作り直しました。内部配置の多くが異なるのと高雄では作業甲板の上に出ている前部機械室排気筒が摩耶では船室側面に出るためです。キットの甲板は船室に沿ってくぼみがあるので変更した部分をパテで埋めました。船室左側の後部機械室排気筒のカバーの形状も異なるので作り直しました。船室には後で窓やドアを追加します。


航空機作業甲板は運搬軌条と回転盤の位置が設計図面と異なるので一旦表面の彫刻を全て削り落としました。ここにはライオンロアのエッチングを貼ります。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(8)
今週の進捗状況です。


船体前半の甲板の製作がほぼ終わりました。吸気口等は塗装の関係で錨甲板の部分にのみ取り付けました。細長く開いている穴は開状態の出入口です。


キットの錨甲板は高雄のものらしく摩耶は細部が若干異なるのでかなりの彫刻を作り直しました。吸気口のうち金色に見えるものについては今回フライホーク社の真鍮部品を使用しました。錨鎖は実際もう一回りほど細いのですが、それだと艦首周りが貧弱に見えるのであえて太目の鎖でメリハリを付けました。


艦首先端の菊花紋章が付く付近もキットは今一つ特徴が出ていなかったので作り直しました。

 
前部の高射砲座はフライホーク社の摩耶専用エッチングセットの部品ですが後方にやや長いたの若干カットし、兵員室出入口と干渉する部分に切り欠きを設けました。取り付けると甲板と隙間が開くのでパテで埋めました。

理由はわかりませんが終戦後の空母の写真などを見ると連装高射砲の台座はキットのような平坦な形ではなく周囲が一段高い構造になっていたようです。摩耶の設計図面で艦尾寄りの高射砲付近の断面もそのようにも受け取れる表現として描かれています。1/700は高さの位置関係を厳密に決めなくてはいけない航空母艦を除いて無視する事もありますが、1/350はそういう訳にもゆかないので内側にプラ板を貼って段差を表現しました。


ベテランモデルの高射砲を載せるとこんな感じになります。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(7)
摩耶の製作は船体の外側がかなり出来てきましたが甲板はまだ手つかずの状態です。月も替わったので現状を報告します。


船体外板の表現は以前鳥海でやった繰り返しですがアレンジを若干変えました。製作の都合で一部の合わせ目がかなり強調気味になっていますが塗装してスミ入れすれば目立たなくなるはずです。船体の丸窓は戦闘で浸水を引き起こすという理由で戦争末期になると多くが閉鎖されました。窓は開いているものも閉鎖もエッチング部品を使いました。


艦底に半円形に並んでいるリング状の表現は水中聴音機といって、高感度のマイクを多数付け水中の音を探って敵潜水艦の動向を知ろうとした兵器で戦争末期には多くの艦に装備されていました。摩耶の設計図面にも設置区画が示されていますがキットに表現が無かったのでリング状のエッチングを貼り付けて表現しました。

実際のところは感度も精度も悪く、自艦や味方の艦のスクリュー音が混ざるなどして有効な探知は難しかったそうです。摩耶の最期の状況に至っては艦の左側に居たにもかかわらず右側に敵の気配と全く逆の探知を行ってしまい、それが元で魚雷攻撃への対応が遅れて4発が命中しなすすべなく沈む結果につながってしまいました。


最終状態の摩耶は浮力増加と水中防御の目的で船体の外側にバルジと呼ばれる大きな膨らみが付いていました。この部分の外板ラインを示した資料は全くないので、船体形が同じ妙高型重巡の船体中央と前後部の構造断面図やバルジが破壊された終戦後の重巡青葉の写真などを参考に水平なラインと判断してそのように表現しました。

舷側に付いている棒状のものは生活排水の排出口のカバーです。摩耶の正確な位置を示した資料は無いようです。そこで高雄の内部区画配置とカバーの位置を照らし合わせてみると、ほとんどは厨房(配膳室)・浴室・便所と兵員食堂の位置にあります。すなわち普通の一般家庭と水回りは同じです。摩耶は左舷側の区画配置が高雄とほぼ同じなので高雄の排出口をそのままコピーしました。右舷側は区画が多少異なるので該当する配置位置に当てはめて表現しました。


艦底の給排出口も表現しました。鳥海のときと同じく妙高型重巡の配置のコピーです。


艦尾はこのような表現です。シャフトブラケット付近や舵に並んでいる長方形の彫刻は船体の腐食を防ぐための防触板で、形や配置は船によって違い高雄型の資料が無かったので軽巡矢矧の設置図を元に表現しました。

現状はこの通りです。これから甲板の表現を加えます。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(6)
今週の進捗状況です。


2段になっているのは高射砲の弾薬箱です。摩耶の設計図面に2段式と描かれていて詳細な仕様はわかりませんが、大体こんな形だろうと捉えプラ棒やエッチングの余りを組み合わせて作りました。右端に2個あるのは高射砲の揚弾筒(艦内から甲板上に弾薬を送り出す供給筒)の砲弾取り出し口です。たぶん完成後は機銃台の下になって見えなくなる装備品ですが一応作りました。


魚雷発射管はハセガワの艦船装備セットBの部品を使いましたが、摩耶については2基分で発射管の両側の張り出しが左右逆になるので削ってプラ板で付け替えました。本来であれば画像下側の発射管の奥の張り出しも台形に拡張すべきですが、船の内側に入って見えなくなる部分なので工作は省略しました。奥の予備魚雷はアオシマのキットの部品のままです。

 
艦載機で零式三座水偵を2機作り、レインボーモデルのエッチングを一部使用しました。組立は完全に終わっていませんがこのあと国籍マークなど貼ってプロペラを付けます。右側の機は翼を折り畳んだ状態にします。後方の翼やフロートは予備用の機材で格納所は船本体との関係で後で作ります。

部品はタミヤの最上の余りと大和から拝借しました。摩耶の艦載機はマリアナ沖海戦当時2機搭載していて内1機を偵察中に失いました。その後に補給が行われた事を示す記録が残っていないのでレイテ沖海戦当時に1機しか積んでいなかったとする資料もありますが、同じようにマリアナで喪失機を出し補給の記録がない高雄や妙高がレイテの戦闘報告書や日誌で2機搭載と明記されているので、摩耶も同じように補給を受けて2機搭載されたのだろうと考えました。それと1機だけでは模型的にどうにも格好が付かないという見栄え上の理由もあります。

  
艦載機を発進させるカタパルトはフライホークの摩耶用エッチングセットの中に含まれていてパッと見非常に細かく表現されていましたが、実際に組んでみると長さは合っているものの幅と高さが若干大き目で側面の形もいま一つイメージに合いません。幸い鳥海を作った時に使用したホワイトエンサインのエッチングセットの余った部品の中にカタパルトが1組残っていたので代わりにこれを使うことにしました。上の左端画像の手前がホワイトエンサインの部品、奥がフライホークです。艦載機の架台や運搬台車もフライホークは大き目のため余った部品の中から揃えました。

主な装備品はこれで大体作れました。舷梯などは船体と合わせるために後で作ります。今週からは船体の製作に入ります。

都合で次回更新は1週飛んで11月22日以降の予定です。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(5)
今週の進捗状況です。

  
艦載艇を作りました。上左端画像の右から11m内火艇、12m内火ランチ、9mカッター各2隻ずつで、内火ランチはタミヤの部品、他はハセガワの部品を使いました。日本の重巡はもう少し種類と数があったはずですが、摩耶の設計図面にはこれだけしか描かれていません。船本体に載せるとき内火ランチの上に内火艇が乗るため、内火ランチの幌は作っていません。


摩耶の設計図面には艦尾に爆雷投下軌条が描かれているので、ハセガワの艦船装備セットBの部品(上画像左奥)を2つ繋げて作りました。右奥は手動式の投下台でこれは部品のままです。レイテ沖海戦の頃は戦艦空母や巡洋艦といった大型の艦艇にも何らかの爆雷装備が付けられていたようです。


天窓や各種甲板ハッチなど作りました。天窓は目立つ部品の割になぜかどこからもエッチングが出てなく色々な部品を寄せ集めて作りました。大小それぞれ丸窓があるタイプと無いタイプ、開いているタイプと閉じているタイプで変化を付けました。画像手前左は雑用のハッチ、右は乗員の出入り口のハッチです。出入り口は開いた状態も作り後で甲板に直接工作します。

作る装備品はまだあります。今週も作業を続けます。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(4)
今週の進捗状況です。

 
高射砲を6基作りました。装備数は日本重巡中最多でまるで戦艦並の重武装です。

 
3連装機銃は13基作りました。これは設計図面とマリアナ沖海戦後の兵器調査記録の両方で一致している数字で、更なる追加増設は行われなかったようです。

 
単装機銃は25mm×27基+予備3基で30基作りました。当時の乗員の戦記には25mmに加えて13mm機銃×36基とありますが、マリアナ沖海戦後の兵器調査記録には25mm単装機銃が海戦前8基+海戦後増設10基の計18基、追加設置できるよう機銃の台座だけ設けた箇所が9基分、13mm機銃は0となっています。

それでマリアナ沖海戦を経てレイテ沖海戦に参加した他の重巡の記録を見てゆくと、どうも25mmを24~28基前後搭載し13mmが0の艦が多いようなので、台座を設けた部分全てに25mm機銃が追加実装されたと考えて計27基、13mm機銃は装備無しと判断しました。防弾盾はマリアナ沖海戦当時の写真には装備されていないように見えるため今回は付けませんでした。

 
機銃の弾薬箱は2種類作りました。背の低いものと背が高くて開いているものはベテランモデル・背が高く閉じているものはフライホークの部品をそれぞれ使い、多目に作りました。高射砲の弾薬箱は調べることがあるので後回しにしました。

これで砲関係の部品が揃いました。来週も装備品の製作を続けます。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(3)
 1/350摩耶は砲塔の表現に手間取り製作が滞っていました。


 フライホーク社の摩耶専用エッチングセットで事足りるだろうと見てましたが、上画像左端のようにいざキットの砲塔に付けようとしたら合いません。上面も側面もキットの砲塔から浮いてしまい加えて側面はサイズも若干小さいためこれでは使えません。

 高雄型重巡の砲塔のみのエッチングはフライホークの他には無く、一時は前に鳥海で使用したホワイトエンサインのエッチングセットを砲塔パーツのみ使う事も考えましたが、タミヤの最上を製作した際に使用したライオンロアの高雄用エッチングセットのレジン砲塔が余っていたのを思い出しました。画像中央の部品ですが表現はエッチング使用とほぼ同等なのでこれを使うことにしました。しかし正面の窓の形状が異なるので正面の彫刻を防水カバー毎削ってフライホークのエッチングを調整して貼り付け、それをガイドにして窓を開け直しました。

 上画像右端が最終的に形になった2番砲塔です。砲身の防水カバーは例によってタミヤ最上の部品を複製流用し、それ以外のエッチングと金属砲身はフライホークのものです。砲塔から張り出す形で照準を付ける測距儀の窓が長方形のラッパ状に開いていますが、妙高型と高雄型の一部の艦は大戦中に(恐らく高角度の対空射撃に対応する目的で)この窓が大型化されました。これをエッチングで再現しているのはフライホークのエッチングのみのようです。


 砲塔は必要な4基分全てできました。画像奥から1番~4番砲塔になります。1番砲塔に測距儀の窓がありませんが、高雄型重巡は波浪の影響で大戦中に1番砲塔の測距儀を廃止してカバーのみが残されたとされ、他の3艦にはそれを示す写真が存在します。摩耶には直接の資料がありませんが他艦同様に廃止されたと判断しました。


 画像奥が2番砲塔、手前が3番砲塔です。最終状態の摩耶には3番砲塔上にのみ25mm単装機銃が2基付きます。弾薬箱を置いたとする資料はありませんが、無いと弾を撃ち尽くす度に砲塔を降りて取りに行くため2個置くことにしました。

 機銃員の操作の邪魔になりそうなので赤矢印で示した主砲演習用の機械の彫刻を削り落としました。元々は全ての砲塔にあった装備ですがどうも絶対に必要なものでも無かったようで、愛宕・最上・三隅・利根の大戦中の写真に撤去した姿が写っています。摩耶のマリアナ沖海戦直前の写真を見ると1番と2番砲塔上のものは残っているようですが3番は判別できず4番には明らかにありません。よって4番砲塔上の彫刻も削りました。

 摩耶の設計図面には3番砲塔上に機銃と空中線支柱が描いてありますが、この状態で空中線支柱を付けても射撃の邪魔です。写真にも写っていないため付けないことにしました(2番砲塔上の支柱は設計図面に描かれていません)。

 当分の間1/350摩耶の製作を先に進めます。10月中は各種兵器装備品の製作に掛かり特に障害になりそうな部品もないのでブログの更新も今後は週1回ペースで行います。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(2)
前回の記事からかなり時間が経ちもう8月に入ったので現状報告します。


キットの船体の艦首の先端が分厚くとても35ノットで快走するようには見えないので薄く削りました。


鳥海で問題になった位置と大きさが異なる錨収納の凹部を埋めて改めて彫り直しました。収納内部の整形は甲板を接着した後に行います。同時に2枚の外板の位置も上方に修正しました。


船体の彫刻のほとんどを削りました。このあと甲板を貼ってシェルター甲板の側面を付けて整形し、船体外板を表現する予定です。


搭載兵器の表現を決めました。左画像左側の12.7cm連装高射砲はベテランモデルの部品、右側の25mm3連装機銃と単装機銃はレインボーモデルのエッチングにハセガワの機銃の銃身部品を組み合わせました。ベテランモデルの高射砲はレジンとエッチングと真鍮砲身から成り彫刻は素晴らしいのですが、上側のカバーを付けると折角の繊細な彫刻が隠れてしまいます。また航空母艦のように正面側しか見えない場合は背面の彫刻が細かくてもあまり意味がありません。今回は前後共に良く見えるのでこれを使用しますが、今後継続して使うかどうかは(部品の供給が極めて不安定な事もあり)検討事項です。

機銃は特に問題はなさそうです。特にレインボーの単装機銃は銃架の支柱部分に真鍮部品を用いているので組みやすく安定性もあります。手前の天窓は試作品ですが、鳥海よりも更に踏み込んだ表現を考えています。

現状はこの通りです。事情があって次の1/700を前倒しで今月中に始める関係で1/350摩耶はまだ当分の間更新が不定期になります。

アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(1)
アオシマの1/350摩耶をレイテ沖海戦最終状態で作ります。フライホークの専用エッチングセットがあるのでこれをベースとしますが、鳥海の時にも示しましたが高雄型はエッチングだけではどうにもなりません。従って今回も流用できる部品は流用し、流用できない部品はできる限り修正します。

摩耶の写真は大改装前はかなりありますが、改装後はほとんどありません。設計図面は大改装後のものが部分的に残っていますが、劣化が酷く読み取れない部分もあるのでそこは推測で埋めます。船の全体を表した設計図面は大改装前も後も残っていないらしく、模型誌等に掲載されている全体図は推定図のようです。


最初に甲板と一体化した装備品の彫刻を削って甲板を平らにしました。元3番砲塔近辺の差し替え部分の小甲板の部品が全く合わないので裏側にエポパテを盛ってこれを接着剤代わりとし、なお残った段差を削って整形しました。

  
中央甲板も装備品の彫刻を削りました。円形の探照灯台座の内側にある長方形の彫刻は高射砲の兵員待機所で、煙突周辺の製作や塗装の邪魔になるので後から取り付けられるように改修しました。

なお1/350摩耶は船体の形ができるまで同じような作業が続くため当面不定期更新とし、1/700の方を週一回更新とします。何卒ご了承願います。
Copyright © 桜華工房 作業日報. all rights reserved.
まとめ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。