私設工房の作業日誌です。主に船を作っています。

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アオシマ1/350「摩耶」(1944)の製作(18)
今週の進捗状況です。


大まかな形だけ作って後回しにしていた航空機甲板に細かい表現を加えました。

摩耶の飛行甲板の表面はリノリウム張りという説もありますが、愛宕や同時期に改装された最上の飛行甲板が一部滑り止め付きの鉄甲板である事から摩耶も鉄甲板と判断しました。滑り止めの範囲については写真資料が全く無い事から最上と似た運搬軌条の内側のみ滑り止め有りと表現しました。画像左側(艦尾側)に大型の通風口と天窓がありますが、この直下の兵員便所用のものです。


上が元のキットの飛行甲板、下が改修後です。キットの元々の航空機運搬レールの彫刻はほぼ高雄のコピーで実際はもっと左側(艦尾側)に寄っています。設計図面が一部残っているので間違えようがない部分ですが、アオシマが最近出した再考証版でも専用エッチングも含めて替わっていません。カタパルト支柱の左側の台形の張り出しはカタパルトとの関係で後で付けます。


上が高雄、下が改修後の摩耶の飛行甲板です。比較すると前後の中心線での長さはほぼ同じですが甲板全体の長さは摩耶がわずかに長くなっています。カタパルト支柱の位置も摩耶がやや後方で台座も一回り小さいものです。高雄には甲板上に前部機械室の排気筒がありました(画像赤矢印)が、摩耶は下の船室の側面に排出位置が変更されているため甲板上には有りません。


飛行機甲板は側面の支柱と裏側にも表現を加えました。

 
摩耶の設計図面の甲板平面図には右舷と左舷各3ヶ所の縁に“舷外海水吸入管”と示されている部分があります。船体の外側に降りているように見えますが、設計図面は船の側面全体を示した図面がどうも残っていないようなのでこれがどんな形なのか図面からは直接わかりません。写真もシルエット状のものがあるだけで船体の状態はよくわかりません。

以前最上を作ったとき船体の側面に管とカバーを付けました(右画像白矢印)。これは最上の船全体を示した設計図面に”移動ポンプ海水吸入管”と描かれていたもので、どうもここに移動用の消火ポンプを接続してすぐに放水できるような仕組みになっていたようです。航空巡洋艦に改造後の船体の状態がわかる写真が残っていないようなので真偽はわかりませんが、最上は爆撃で二度も損害を受けた艦なので防火対策が他艦より徹底していた可能性があると考えて図面の通りに付けたものです。

それで摩耶も同じように爆撃で損害を受けた艦なので、消火用の管が外側に有ってもおかしくないと考えて左画像のような表現を加えました。カバーは目立ち過ぎるので最上より小さくしてあります。

来週は天候次第ですが船体の塗装に入る予定です。

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まとめ
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