私設工房の作業日誌です。主に船を作っています。

ハセガワ1/350航空母艦「赤城」(1941)の製作(21)
今週の進捗状況です。


張り線が楽にできるように空中線のアンテナマスト4本を真鍮線で作り替えました。画像は左舷側のものですが、補強材のエッチング部品を不注意で壊したために真鍮線で作り直しました。右舷側はエッチング部品を貼りました。
  
左舷側後部のアンテナ台と機銃台を作りました。画像白矢印の前方のアンテナ台は独立した形状、赤矢印の後方の台は機銃台と一体化しています。どちらも同じマストが付きますが、キットの表現は前方の台の支柱はとてもしっかりした仕組みなのに対して、後方の台は平面でV字状の補強材がある以外下側に細い支柱が1本あるのみです。どこかバランスが変です。

ここは大改装で大きく変化したので三段甲板当時の写真は参考にできません。おのおのの台の平面型は設計図面が残っていて間違っていないようです。側面の図面が無い代わりに比較的大きく写っている写真があって前後共にこのような形状に写っています。しかしながら、後方の台の支柱にはもっと大きな逆三角形の補強材が付いているようです。ここは飛行甲板を付けた後でもう一度考えます。


左舷側の艦載艇格納所に13m運貨艇と12m内火艇を取り付けました。


艦尾周辺に小さな手すりや階段やリール等取り付けました。発動機運搬用のデリックが無いので真鍮線等で作りました。他の艦載艇と舷側の手すりは飛行甲板を取り付ける直前に付けます。

今週はここまで。来週は右舷前方から機銃座等取り付けます。

本年の日報はこれで終わりです。来年の見通しは赤城は今のところ1月中に船体本体の製作を終わらせ、2月は搭載兵器と艦載機を製作し、3月中の完成をメドとしています。その後はタミヤの新版大和を考えていましたが、アオシマ摩耶の準備が整い以前に希望もありましたので先に回します。特別関心を引く新製品が無ければ来年の1/350は赤城の残り→摩耶→大和で1年過ぎるでしょう。1/700はその間に作れるようならば作りますが、当面のところは航空母艦を何隻か作るつもりでいます。
それでは皆様よいお年を。

ハセガワ1/350航空母艦「赤城」(1941)の製作(20)
今週の進捗状況です。

 
 艦底部のスミ入れと汚しを行い、この部分にのみ半ツヤのコートを吹きました。ここは完成後は見えにくくなるので外板の継目はやや強めにスミを入れました。

 
船体の製作を再開し、まず右舷中部の連装高射砲座とその周辺を作りました。高射砲座の支柱の支持材で構造がわかっているのは中央のものだけらしく、キットは前後の2基もそれとほぼ同じという解釈です。しかし画像右手の艦尾側の支柱は下に20cm主砲の増設用区画が用意されていたため前の2本より甲板二層分短く、その関係なのか三段甲板時代は右舷艦尾側砲座と似たような窓のような支持材が付けられていました。支柱の長さは大改装後も変わらず上に乗っていた高射砲も替わらなかったのだから、支持材を取り払う意味がありません。従ってここは三段甲板時代と同じと判断してそのように作りました。

画像左手の高射砲座の上にある小部屋は砲術科の倉庫で窓はありません。ここは下から上に登る階段や船内に入る通路やハッチなどがあるので、完成後はほとんど見えなくなりますが一応取り付けました。裏側のトラスも無いので余りのエッチングなどから取り付けました。張り出しの大きさ的に真下への支柱があってもおかしくない構造ですが、実艦の図面には特に何も描かれていなかったのでそのままにしました。

 
各部品を接着して塗装しました。高射砲座の上の蓋が開いた箱は高射砲の弾薬箱でベテランモデルのエッチングを使いました。都合で中央と右手の高射砲座の間にある鉄骨が付いていませんが、これは次回までに取り付けておきます。

今週はここまで。次週は左舷艦尾側の機銃座の製作と艦尾甲板上をまとめます。

ハセガワ1/350航空母艦「赤城」(1941)の製作(19)
今週の進捗状況です。


飛行甲板後部裏面の作業が終わりました。金属部品は塗装すると接着が少し面倒になるので、付けられる部品はできるだけ取り付けました。


裏面には艦載艇と航空機を搬入搬出するための運搬レールがあります。キットのウインチの部品はただの箱で、詳細を示す資料はありませんがちょっと表現が寂しかったので、工場にある天井移動式のクレーンをイメージして余りのエッチング等を組み合わせて作り直しました。


右舷側の柱にある張り出しは実艦の図面では運搬レールのターンテーブルの作業所で回転ハンドルがあったと書かれています。キットのエッチングパーツは穴開き板の表現ですが、操作機器があるのなら床に重量軽減穴があるとは考えにくいので、滑り止め鉄板とし手すりのみ流用して表現しました。その上にある小さな張り出しは甲板の縁にある作業員待避所から下に降りる階段の踊り場です。


三段甲板の時代には飛行甲板後端の支柱から端に向かって斜めの補強材がありました。大改装後はこの補強材は無くなったとされていて、実艦の図面にも描かれていませんしキットにも部品がありません。
しかしながら大改装後の写真でも補強材は残っているように見えますし、後端は三段甲板時代の飛行甲板の上に新しい甲板を載せた構造で旧の甲板も残っていたのだから、補強材を取り払うのは不合理です。よってそのまま残っていたと判断して三段甲板時代の写真を元に取り付けました。画像奥の左舷側の補強材が1本多くなっていますが、これはたぶん実艦の飛行甲板が船体中心線から左に寄っていた関係と推測します。


飛行甲板中央部裏側のトラスも調整して取り付けました。

 
飛行甲板の縁に沿って作業員退避所があります。キットのトラスのエッチングはこの待避所の底面補強材が省略されていたので極細のプラ棒で追加しました。また表面のブルワークの内側にエッチングの三角板を貼りました。

これで飛行甲板の表側の塗装と裏側の製作がほぼ終わりました。裏側の塗装は後に行います。
今週はここまで。来週は艦底のスミ入れ汚しを行い中断した船体関係の製作に戻ります。

ハセガワ1/350航空母艦「赤城」(1941)の製作(18)
今週の進捗状況です。


艦首飛行甲板の塗装が終わり、これで飛行甲板の表の塗装ができました。


飛行甲板の表の塗装が終わったので事前に作った裏側のトラスのエッチングの位置を合わせて接着しました。船体の工作がまだ残っているので船体側は位置合わせだけで接着はまだ行いません。


艦尾のトラスも同じく接着し、縁の小さな三角板も接着しました。


飛行甲板艦尾裏側は更にトラスの上(下)の飛行機運搬レールのエッチングを組んで接着しました。今週はここまで。この部分はまだ細かい作業が残っています。

来週の予定は残っている飛行甲板中央部裏側のトラス合わせと接着、艦底のスミ入れと汚し、これらが終われば棚上げしていた船体各部の製作に戻ります。
Copyright © 桜華工房 作業日報. all rights reserved.
まとめ