私設工房の作業日誌です。主に船を作っています。

アオシマ1/350重巡洋艦「鳥海」(1942)の製作(9)
錨と収納部の修正がほぼ終わりました。


(1)これが元の錨と収納部。


(2)幸いアオシマの高雄型はもう1セット未組立のキットがあったので、船体の部品を使って元の収納部を埋める部品を作りました。


(3)作った部品を付けて整形しました。


(4)図面から収納部の型紙を作り、それを元に彫り直しました。


(5)一回り小さい錨の部品を調達して付けました。この部分のスミ入れ汚しを行えば修正完了です。

事前にかなり調べたつもりでしたが、意外なところに落とし穴がありました。一両日中にヤフーボックスの写真のうち艦首が写っているものを撮り直して差し替えます。

アオシマ1/350重巡洋艦「鳥海」(1942)の製作(8)
製作完了後に喫水が深すぎるのでは?という指摘を受けました。キットが指示する喫水位置は資料や写真の示す位置よりも低かったために上に上げ、喫水位置はこれでほぼ合っていますが、改めて資料と見比べると艦首の喫水が深く見えます。

これは指摘があるまで全く気が付きませんでしたが、キットの元々の錨の部品と錨収納部の表現が実艦より一回り大きく、また若干下側に下がっているためで、キットの指示する喫水位置では目立たなかったものが変えたためにバランスが崩れてしまいました。幸い、この修正は可能なので早急に修正し艦首が写っている写真も撮り直します。

アオシマ1/350重巡洋艦「鳥海」(1942)の製作(7)
製作がやっと完了しました。

  
鳥海は高雄型重巡洋艦の4番艦で、お城を連想させる巨大な艦橋が最大の特徴でした。戦争が近づいていたために近代化改装を行う時間的余裕がなく、ほぼ新造時の姿で太平洋戦争に臨みました。船体下部の水中防御区画が小さく高射砲も最後まで旧式の単装砲のままでしたが、1942年8月の第一次ソロモン海戦で連合国の巡洋艦を4隻撃沈1隻大破させるなど、最も華々しく戦った艦の一つでした。模型はこの第一次ソロモン海戦の状態です。

 
アオシマのリテイク前のキットです。

基本はホワイトエンサインの高雄鳥海専用エッチングセットを使用
主砲と高射砲の砲身はマスターモデルの金属部品を使用
主砲砲身の防水カバーはタミヤ最上の部品を型取り複製し使用
艦載機はタミヤ三隈の部品を一部修正の上流用+レインボーモデルのエッチング
双眼鏡やウインチ・探照灯はベテランモデルの部品
艦載艇はハセガワとタミヤの艦載艇セット
手すりはタミヤのハンドレールセット
細かい装備品はレインボーモデルのエッチング他各社部品から流用
他から流用できない部品はできる限り修正しました
甲板の吸気口やハッチ等全て削って作り直しました
船体の外板表現も一旦全て削って作り直し、船底の給排水口も再現しました

外板配置と給排水口は高雄型個別の資料が入手できなかったため、船体形と主要配置がほぼ同じである妙高型重巡の資料から欠損部等を一部アレンジして表現しました。

このブログが出来てから色々作りましたが、最も疲れた製作でした。主要部品のほぼ全てがそのままでは綺麗に噛み合わず、細部装備品のほぼ全てが要修正又は交換で、まるで昭和時代のキットの如き錯覚にも陥りました。とはいうものの組み上げると立派な艦になりましたので、基本の設計は優れているようです。

いつものように改めて写真を撮ってヤフーボックスに追加します。
以後、延び延びになっているハセガワ1/350赤城の製作を続行します。 
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まとめ