私設工房の作業日誌です。主に船を作っています。

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ピットロード1/350二等輸送艦101号型→「149号」の製作(1)

 1/350長良の改造で五十鈴を作った際に、キットには含まれていなかった小発動機艇と専用のボートダビッドのパーツをピットロードの1/350二等輸送艦から流用しました。当初は残った本体をジャンクにするつもりでしたが、パーツが9割方揃っているキットをジャンクにするのも勿体ないので、これも作る事にしました。多数量産された艦ですが、当方に149号と機関が異なる134号の図面があるため、これらを元に149号として作ります。


 五十鈴へ流用した部品のうち、小発動機艇は別売の日本陸軍車両セットの中に含まれており、またボートダビッドは残った部品から複製します。量産最優先で曲線が全くない直線的な艦で兵器も少なく、そのまま作っても数日で出来そうですが、少し手を加えます。
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アオシマ1/350軽巡洋艦「長良」(1942)→「五十鈴」(1944.10)の製作(5)
 製作はようやく終了しました。

  
 五十鈴は5,500トン型と呼ばれた日本海軍の代表的な軽巡洋艦の一隻でした。このタイプの軽巡は設計に余裕があったために、何隻か特殊な用途に改造された艦がありました。五十鈴は太平洋戦争中に主砲と航空機を全て取り外して高角砲と機銃を増設した防空巡洋艦に改造されました。模型は1944年10月のレイテ沖海戦当時の状態です。五十鈴はこの海戦の後、1945年4月に潜水艦の雷撃で一生を終えました。

 模型はアオシマ社製長良の組み立てキットからの改造です。五十鈴も船体と煙突以外のほとんどの部品が新造になるため、今後1/350で出てくる可能性はそれほど高くないのではないかと思われます。以前タミヤ1/700で一度製作しましたが、その後更に詳細な資料が入手できたため不明点の大半が判明し製作に盛り込めました。よって前回製作のタミヤ1/700キットとは少なからず相違があります。ただし、改造工事完了直後に撮影された写真やレイテ沖海戦当時の記録写真と相い違う所もあるため、取捨選択した部分もあります。

 
 資料には単装機銃の搭載数が5基となっておりますが、他の巡洋艦が20基前後の搭載に対して数が非常に少なく、また戦闘詳報に単装22番機銃の記載があるため、阿武隈の最終状態と同じく24基を装備しました。カッターや発動機艇の一部を減らし空所に機銃を付けています。


 後部マストのデリックは改造工事完了直後に撮影された写真には写っていますが、レイテ沖海戦当時には無い旨の資料もあり、記録写真もデリックの操作ロープが無いように見えます。無いなら揚げ降ろしができないため下の小発動機艇も降ろしていたと考えられますが、模型でデリックと発動機艇を外してしまうと周辺の「間が持たない」ため、あえて付けました。後部マストに13号電探を示した資料がありますが、海戦後に装備された事が記録写真と戦時日誌から明白なので付けていません。


 1/350で阿武隈・五十鈴と長良からの派生タイプを二隻作りました。基本の形は同じですが、艦橋や搭載兵器の違いによってがらりと印象が変わり興味深いものです。いずれまた他のバリエーションも作ってみたいものです。

 今後は1/350で製作中断中の赤城がありますが、そこに戻る前に小艦艇を一つ作ります。しばらくは1/700の駆逐艦を何隻か作ってみることにします。
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まとめ
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