私設工房の作業日誌です。主に船を作っています。

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1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(12)
製作が終了しました。

 
蒼龍は日本海軍が建造した5隻目の航空母艦で、赤城や加賀といった改造空母での試行錯誤を経た実用性の高い近代的な中型空母でした。太平洋戦争では南雲機動部隊の一艦として活動しましたが、昭和17年6月のミッドウェー海戦で爆撃を受け生涯を閉じました。模型は艦爆の神様と謳われた江草隆繁少佐が率いた真珠湾第二次攻撃隊の状態を示しています。

アオシマのキットです。

基本はフライホークとフジミの蒼龍用エッチングセットを使用
飛行甲板もフライホークのエッチングを使用
艦橋上部の形が違うようなので修正
高射砲はピットロードの新艦船装備セットより使用
機銃はファインモールドのナノドレッドを使用
艦載機の脚や風防枠等はフライホークとレインボーモデルのエッチングより使用
一部の装備品はレインボーモデルのエッチング他各社部品から流用
甲板は全て塗装で表現しました
船体の外板も表現しました


製作は一部フジミのエッチングの摺り合わせと、飛行甲板のエッチング部品の導入に伴う格納庫のかさ上げに手間取った以外は、それほど大きく替えたところはありません。蒼龍は設計図面や写真があまり残っていないので、全体のおおまかな形以外は今もよくわからない部分のほうが多い艦です。細部は準同型艦の飛龍を参考にして組み立てました。


蒼龍のメインマストは起倒式で、飛行甲板上に艦橋がある航空母艦で固定式でないのはこの艦と加賀の二艦だけです。航空機が離陸するときには倒していたと考えられますが、実際どうだったかは写真が残っていないのでよくわかりません。加賀には斜めに倒している写真があるのでこれに従って完全には倒さず斜めに留めました。


緑に塗装した99艦爆が江草少佐機と言われている機体ですが、これは写真や映像や公式記録が残っている訳ではなく、江草少佐もペアの搭乗員も共に戦争中に戦死されているため、関係者の記憶を元にしてこういった塗装が伝えられているようです(この機体に関しては真珠湾攻撃時ではなく別の時期ではないかとする説もあります)。他の99艦爆についても真珠湾攻撃の時には全機上面緑色だったとする資料がありますが、大戦中の蒼龍機を示す写真などが存在しないので真偽はわかりません。艦載機は一般的に真珠湾攻撃当時の塗装とされているものに従いました。

いつものように改めて写真を撮って週中頃くらいにヤフーボックスに追加します。

当工房はこの蒼龍の製作を以て一旦活動を休止します。挨拶はまた改めて書きますが、再開は今のところ2017年夏以降の見通しです。
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1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(11)
今週の進捗状況です。


マストを付けて張り線を行いました。母艦本体の製作はこれで終わりました。


遮風柵の裏側がどうも寂しかったので、余ったエッチングのマストの根元を切り取って付けました。実際はシリンダーのような機構のほうが近かったようにも思えますが、資料も写真も無いので見た目の雰囲気を優先しました。

残りは艦載機27機を塗装して取り付けて製作完了の運びです。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(10)
今週の進捗状況です。


船体に艦橋や装備品を取り付けました。張り線の関係でマストは付けていませんが、それ以外の装備は全て付け終わりました。


真珠湾攻撃の蒼龍の写真はどうも残っていないようで、艦橋のマントレット(防弾用に取り付けた丸めて固めたシーツ)があったかどうかもわかりませんが、赤城や加賀などの写真を参考に付けてみました。

来週はマストを取り付けて張り線を行います。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(9)
今週の進捗状況です。


飛行甲板にラインを引き、汚しを掛けて船体に取り付けました。蒼龍の戦争中の飛行甲板のラインがわかる写真はミッドウェー海戦で米軍機が撮影した不鮮明なものしかなく、細かいところは他の艦からの推測も交えて描きました。


飛行甲板中心付近の紅白の線は艦載機が離陸するに当たって前端からの最低滑走距離を示したもので、ここより前で発進すると安全に離陸できません。従って攻撃隊を並べるときはこの線より後ろに配置します。線のデザインは艦によって違っていたようで、蒼龍の資料はないので組立説明書に従って描きました。


第三エレベーターの前の白円は艦載機の着陸目標で、この円に接地すると最も安全に着陸できます。組立説明書には描かれていませんが、ミッドウェー海戦の写真では描かれているように見えるので描きました。

その後ろの「サ」の字は位置やあったかどうかもわかりません。ミッドウェー海戦の写真ではどうも描かれていないように見えます。この製作は開戦時で時期が違うので飛龍に合わせて描きました。

来週は艦橋や装備品を取り付けます。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(8)
先週と今週の進捗状況です。

現状は船体の塗装が終わり飛行甲板の基礎塗装に入りました。多忙モードに入った関係で作業が遅れていますがあともう少しなのでこの製作は終わらせます。

 
飛行甲板を付けると隠れる艦首と艦尾甲板の状態です。来週は飛行甲板に汚しを掛けてラインを引き、船体に取り付ける予定です。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(7)
今週の進捗状況です。

  
艦尾甲板を塗装して残っていた艦尾周りの短艇甲板や機銃甲板を作りました。
来週は船体と飛行甲板を塗装します。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(6)
今週の進捗状況です。

 
99艦爆18機を作りました。風防枠はレインボーモデル、それ以外はフライホークのエッチングを使いました。

これで塗装前に製作する部品がほぼ組めました。年末年始は塗装しながら船体の残りの部分を作ります。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(5)
今週の進捗状況です。


アオシマ蒼龍の艦橋は上部の防空指揮所が大きく拡張した形になっています。ミッドウェー海戦直前に作られた設計図面があるらしいのですが、本当に改造されたのかどうかはわかりません。昭和17年初め頃に撮影された写真は不鮮明ながら拡張していないように見えるので、開戦時のこの製作では拡張前の状態に戻しました。艦橋の設計図面は残っていますが、写真と見比べると防空指揮所の前面の形が若干違うようなので手を加えました。組立と塗装の関係で手すりなどは後で取り付けます。


マストを作りました。これは5本共フジミのエッチングです。


艦載機は零戦9機分ができました。風防と増槽はレインボーモデル、脚周りはフライホークのエッチングを使いました。

来週は99艦爆18機を作ります。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(4)
今週の進捗状況です。

 
飛行甲板と残っていた整備員待避所など作りました。飛行甲板はフライホークのエッチング、待避所の多くはフジミの蒼龍用エッチングを使いました。飛行甲板の表面が荒れているように見えますが、元の金属のままでは表面が平滑で広い面積で塗料が剥げやすくなるので、定着率を上げるために細目の紙ヤスリで表面を若干荒らしました。この荒れは下地塗装で埋まってわからなくなります。

   
艦首の機銃座はフライホークのエッチングです。中央の画像のエレベーターの手前端に艦橋が付きます。その下の船室に窓とドアが多く付いているのは、どうもこの付近に艦長や搭乗員の控所があったらしいのでそこからの推測で付けました。

 
飛行甲板の裏側はこうなりました。

来週は艦橋と各マストと艦載機を作ります。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(3)
今週の進捗状況です。


右舷側後部の機銃座と高射砲座を作りました。機銃座の後ろの船室の高さが足りないのでかさ上げました。機銃座はもう一つ高射砲座の後ろ(画像左側)にもありますが塗装と組立の関係で後で取り付けます。これで船体の製作が一通り終わったので飛行甲板の製作に向かいます。


裏側はこうなっています。

まだ少し間がありますが来年早々から他で忙しくなるのが決まったので、当工房は蒼龍の製作完了を機に1年から1年半をメドに一旦活動を休止することになりました。蒼龍は年明け1月半ば頃までには終わる見通しなのでそれまでは活動します。取り掛かっていたもう一つの1/350飛龍は再開まで持ち越します。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(2)
月も終わるので現状を報告します。


右舷側の前半部の製作がほぼ終わりました。各張り出しと艦首側(画像右側)の通路などがフライホークのエッチング、手すりと階段、煙突周りとその下の通路がフジミのエッチングの部品です。


下側はこのようになっています。通路や張り出しをつなぐ階段、画像中央の台形に突き出している水面見張所の左右の通路などが足りないので追加しました。


煙突の下の通路はフジミのエッチングを調整して付けました。ここの手すりの有無ははっきりしませんが、艦首側に合わせて付けませんでした。煙突本体は塗装の関係でまだ接着していません。

煙突の両側に付いている白い棒は海水シャワーの配管でキットには表現されていないので追加しました。煙突の排煙は熱を持っているので煙突本体を下側に向けても暖かい空気が上に上って気流が乱れ航空機の離着陸の障害になります。これを防止するために排煙に海水を掛けて温度を下げるための装置で、日本海軍独自の仕様です。

来月は右舷後部→飛行甲板→各種装備品→艦載機の順番で製作を進めます。

1/700アオシマ「蒼龍」(1941)の製作(1)
次はアオシマの蒼龍を真珠湾攻撃の設定で作ります。
船体がまだ全てできていませんが、11月も2/3過ぎたので現状を報告します。


日本の航空母艦は資料がある艦はそれなりにあり、無い艦は本当に全くといっていいほどありません。蒼龍は無い方の艦で残っているのはわずかな写真とおおまかな内部区画を示した図面くらいなので、細部は準同型艦の飛龍その他航空母艦から組み立てます。比較的新しいキットで特徴がよく表現されているので大きく手を入れるところはありません。本体のエッチングはフライホークのセット(本体+飛行甲板)とフジミの蒼龍用から適時選択して使います。


船体はまずエッチングの部品と取り替える通路など削りました。取り替えない張り出しも厚みがあるので裏から削って薄くしました。高射砲台座の補強材の内側が埋まっていたので開けました。外板表現を加え舷外電路も飛龍を参考にしてエッチングを貼りました。

飛行甲板はフライホークのエッチングを使いますが、キットの部品よりも厚みが薄いのでその分船体を0.5mm程かさ上げしました。かさ上げ用の部品はフライホークの中にも入っていますが形状が合わないのでプラ棒を上端の縁に沿って貼りました。


船体の製作は左舷側が終わりこれから右舷側に向かいます。前後の甲板と高射砲や機銃台座がフライホークで手すりや階段にフジミのエッチングを使いました。艦首の通路に手すりがありませんが、ここは完成直後に撮られた写真が残っていて本当にありません。海が激しく荒れて揺れる状態で渡るのは自殺行為に見えますし、後から建造された艦には手すりがついているので追加されたんじゃないかとも思えますが確証かないからそのままにしました。

1/350フジミ「飛龍」(1942)の製作(2)
月が替わったので現状を報告します。


製作は艦載艇が終わった所までです。画像は右上から6m通船、9mカッター×2、12m内火艇×3、13m特型運貨艇×2、6m内火ランチです。この他画像には写っていませんが12m内火ランチ×2は前作摩耶で一旦製作して載せられなかったものを転用します。

フジミの元々のパーツはどうも実物の特徴を掴んでいないようなので全て他から部品を調達しました。6m通船と6m内火ランチはタミヤ、9mカッターはハセガワの艦載艇セットからそれぞれ使用、12m内火艇と13m特型運貨船はハセガワ赤城の部品の複製です。ただし特型運貨船の上面と内側は完成後は全く見えなくなるので一応塗装はしましたが表面は特に整形せず、後部の機関部の穴にもエンジン等は入れませんでした。各エッチングはフジミの純正を一部修正の上使いました。極小の艦名が作れるようになったので今回は各々のへさきに艦名(ヒリユウ)を入れました。

12m内火ランチには信号灯と旗竿が付きますが、艦を組んでいって飛行甲板との間隔を確かめないと付けられないのでここではまだ付けません。

以後は搭載兵器の製作に入ります。前に言っていた事と逆になって申し訳ありませんが、当方の事情で1/700の製作をいくつか優先する関係でこの1/350飛龍は当分の間不定期の更新になります。



 当工房は1/700蒼龍の完成を以て当分の間活動を停止します。再開は早くても2016年夏以降の見通しです。従ってこの製作もそれまで中断します。

1/350フジミ「飛龍」(1942)の製作(1)
前回の更新から日が開いてしまいました。今年の夏は私の地域では35度以上の高温多湿の日が例年に増して多かったので体調を崩し、他にも用事があったので製作開始が遅れました。前回の記事で1/700はしばらくお休みと書きましたが、駆逐艦や小艦艇レベルは突発的に作るかもしれません。

次はフジミ1/350の飛龍を作ります。完成時の設計図面が残っていますし全体を写した鮮明な写真もあり資料的にはさほど困らない船です。フジミのキットも細かくできてはいますが仮組をしてみるとどうも何か足りません。船体の彫刻にメリハリが無いような感じですが詳細は船体の工作に入ったときに改めて書きます。装備品や艦載機はどれも特徴を掴んでいない感じなので交換できるものは交換します。設定時期はミッドウェー海戦の友永雷撃隊以外考えられないのでそれにします。


今回も周辺の装備品を先に作ります。
艦載機の零戦6機と97式艦攻10機はハセガワの艦載機セットの部品を使いました。胴体と翼を接着して風防を削ってコックピットの穴を開けました。このあとサフを吹いて表面を確認したあとに脚を取り付けます。


艦載艇もフジミの部品は特徴を掴んでいない感じなので全て取り替えます。まだ全てできていないので詳細は後で書きます。画像は艦尾上甲板と13m特型運貨艇で、ここは上に内火艇用の甲板が付くので位置関係を確かめながら作っています。

1/700ピットロード「龍鳳」+ハセガワ「瑞鳳」→「祥鳳」(1942)の製作(8)
製作が終了しました。

  
祥鳳は潜水母艦として建造し後に航空母艦に改造された艦でした。元々は龍鳳と同じ型になる予定でしたが、龍鳳に建造や就役後に不具合が発生したため設計を一部改め若干全長が短くなりました。太平洋戦争開戦直前の昭和16年12月に空母への改造が完了しましたが、翌17年5月の珊瑚海海戦で敵の集中攻撃を受けて沈没しました。空母としてはわずか半年足らずの生涯でした。模型はその時の状態としています。

ピットロード龍鳳にハセガワ瑞鳳のキットを合成しました。

船体はピットロード龍鳳を一部修正しハセガワ瑞鳳の艦尾を移植して作成
高射砲や機銃の張り出しはプラ板で作成
飛行甲板はフライホーク社製祥鳳用エッチング甲板を使用
中央の煙突と高射砲・機銃・艦載艇などはピットロード龍鳳の部品を使用
その他エッチングはフジミの龍鳳用エッチングセットを主に使用
他から流用できない部品はできる限り製作しました
船体の外板も表現しました


 祥鳳型の航空母艦は設計図面がほとんど残っていないらしく、組立キットも今のところハセガワの1/700しかありません。ハセガワのキットは実物の特徴があまり反映されていない上に船体のバランスもおかしくそのまま組み上げても今三つパッとしません。プラも非常に固くて大規模な修正が難しいので、この製作では前半~中央部の形状が似ているピットロード龍鳳の船体を修正しハセガワの艦尾を移植して全体形を作り、機銃座などの張り出しはプラ板で作り、フライホーク社のエッチング製飛行甲板を使いました。中央の煙突は龍鳳とほぼ同じ形状のようなのでピットの部品をそのまま使いました。

 
祥鳳型の航空母艦は内部のおおまかな区画配置を示した図面があるほかは設計図面が断片的にしか残っていないようで、写真も右舷は鮮明なものがありますが左舷を写したものがほとんどありません。細部は全体の設計図面が残っている龍鳳や千代田を参考にしてまとめたので多くの部分で推測があります。


祥鳳は珊瑚海海戦では攻撃隊を送っていません。攻撃準備を行っている最中に集中攻撃を受けて撃沈に至ったためで、模型では最後に離陸したと記録にある上空護衛用の零戦3機をセットしました。

いつものように写真に撮ってヤフーボックスに追加しますが、夏の撮影は体力を使うので来週半ば頃になると思います。
以後は1/350飛龍の製作に掛かり、1/700はしばらくお休みします。
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まとめ
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