私設工房の作業日誌です。主に船を作っています。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(34)
 製作はほぼ終了しました。
  
 完成したつもりで写真を撮ってみたところ、艦尾の予備錨を付け忘れていることに気がつきました。これはすぐに修正します。台座とケースに入れて写真を撮ってヤフーフォトに追加します。

 金剛型戦艦は太平洋戦争に実戦参加した戦艦の中では最も建造が古いタイプでしたが、その高速力を生かして南雲機動部隊やガダルカナル、レイテといった最前線で戦い、最も功績を挙げた戦艦といわれています。模型は1942年10月に実施されたガダルカナル島の米軍飛行場砲撃の状態としています。陸軍が飛行場を奪取するまでには至らなかったものの、この砲撃によって一時機能停止寸前まで追い込まれました。

 製作後の感想は、全体的にやや組みにくい所があり、また細かい装備品の多くを他から流用しましたが、こうして立派な戦艦の形になりました。キットの基本が優れている証です。

 補足を少々。


 1942年10月当時の艦載機は、帳簿上は零式三座水上偵察機(画面左側の航空機)1機と零式観測機(右側)2機となっていますが、機種変更の通達が出た直後で、本当にこの組み合わせだったのかどうか(変更前の機種が残っていた可能性)はよくわかりません。また、砲撃作戦当時、艦載機は艦から離れていたようですが、模型では全て搭載した状態にしました。

 艦載機を艦首側(画像右側)に寄せるときは、翼が主砲塔にぶつからないよう斜めにオフセットして留めていました。模型の上からも甲板が狭く、整備発進作業はさぞかし大変だっただろうと思われます。


 船体各部にはフジミのフィギュアセットを配置しました。ポーズが限られているものの、なかなか感じの良いフィギュアで生活感が出てきました。


 キットには艦尾信号灯(画像中央の緑赤白の十字型の信号)の部品が入っていません。これは点滅の組み合わせで作戦内容を後続の艦に知らせるもので、金剛型戦艦の装備位置はよくわかりませんが、後部艦橋の見張り所付近が妥当と考えて付けました。



 年内の製作はこれで終わりです。見ていただいた方々1年間どうもありがとうございました。
 来年は以前から持ち越しになっていた1/350巡洋艦より始めます。まだ確定はしていませんが、鳥海ではないかもしれません。ハセガワの赤城やフジミの伊勢も魅力的ですが、この金剛に手間取ったこともあり、しばらく大型艦艇からは離れるつもりです。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(33)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。


 手すりを全て付け終わりました。艦首周辺はこのようになりました(製作途中に折った艦首先端は最後に修復します。また真ん中付近の穴には最後に開状態の昇降口を付けます)。張り線と残った装備品を付けて仕上げに入ります。


 艦載機もやっとできました。最初の方にも書きましたが、フジミの零観はモールドは悪くはありませんが全体の形があまり実物に似てない上に一回りほど小さいようです。そのためアオシマの重巡鳥海の部品を使い、削ったり足したりしてそれらしくしました。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(32)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。


 甲板上の装備品がほぼ付け終わりました。これから船体の手すりの取り付けに入ります。他に残っているのはリールと艦載機で、艦載機は製作に少し手間取っていますが、いずれも次の一週間で片付ける見込みです。


 艦橋トップの白塗装の範囲が間違っていたので塗り直しました。その下の張り出しに3人並んで操作しているのは探照灯の管制儀です。この周辺に枠があるとする資料と無いとする資料があり、判断に迷いましたが、写真から無いと判断して付けませんでした(フジミの上級者用専用エッチングには枠の部品が入っています)。


 主砲塔の塗装は終わっています。副砲は砲身先端に白帯を描く作業が残っています。どちらも製作の最後の段階で取り付けます。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(31)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。

 艦載艇のうち、資料の読み違えで未製作だった17m水雷艇を作りました。元はハセガワの艦載艇セットのものです。資料によればこのタイプの艇は開戦後に7.7mm機銃と爆雷2個を装備していたそうで、それぞれ付け加えています。ただし、マストは立てた状態のままでは本艦に収納できないので倒した状態にしてあります。


 これが搭載する艦載艇の一式になります。左から12m内火ランチ(幌を立てたものと外したもの)
、17m水雷艇とその手前が15m内火艇、9mカッターのうち甲板に固定するものと外に吊すものがそれぞれ2隻です。

 15m内火艇は艦隊司令長官の専用艇で、これはハセガワのセットにもフジミのキットにも部品がないので17m水雷艇を改造して作りました。図面や資料には開戦から戦争前期の頃までは17m水雷艇が2隻積まれていたと書かれていますが、この時期の金剛は第三戦隊の旗艦で、後にレイテ沖の反転で有名になる栗田健男中将が乗艦していました。そのため、長官艇もセットとして載せられていただろうと考えて差し替えました。

 
 艦本体の製作は中央部の主な装備品を取り付けたところまで進みました。次の1週間で残った甲板の装備品を付け、次の週で手すりと艦載機を組み立て、その次で張り線と全体の仕上げに掛かります。完成は12月上旬~中旬の見通しです。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(30)
 また一週間が過ぎましたので、現状報告します。

 
 後部マストを製作し、塗装して取り付けました。またデリック付近の張り線も先に張りました。これで主な構造物は全て製作取り付けました。


 後部マストの基部は図面では艦載機の予備部品格納所になっていますが、キットでは兵員待機所のような表現になっています。42年当時に具体的にどのような形だったか良くわかりませんが、他艦の例からオープンな棚状の表現としてみました。


 艦載機用クレーンも作りました。これから主砲副砲や小物を塗装しながら取り付けます。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(29)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。


 艦橋の背面の両サイドに高射装置の塔があり、それをつなぐ連絡通路が艦橋の端に接しています。42年当時は艦橋背面に信号所の張り出しが2つあり(①が碇泊時用、②が航海時用)、それぞれをつなぐラッタル(階段)がありました。


 組立と塗装が終わった写真です。連絡通路には張り出しに上下に行くラッタルと、下に降りる垂直梯子があります。この周辺はキットの44年当時と最も形が異なる部分で、また位置関係を合わせるのが非常に難しい場所でした。


 煙突と後部艦橋も塗装して取り付けました。それぞれの位置が確定したので、後部マストの製作に取り掛かります。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(28)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。

 
 艦橋各部に人員を配置しながら組み上げました。

 
 これで艦橋ができました。最も上の白色で塗られたレーダー+測距儀の部分は置いてあるだけでまだ接着していません(組立の一番最後に取り付けます)。

 これより製作スピードを上げて組み上げます。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(27)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。

 
 艦橋を塗装しながら組み上げています。最初に修正を加えたときは手すりや見張り所・手旗信号台などの張り出しまでは作っていなかったので取り付けています。当初はフィギュアは載せないつもりでしたが、この後に考えているキットではフィギュアを大々的に使おうと考えているため、そのテストケースも兼ねて少し載せることにしました。フジミの艦船用フィギュアセットは体格が超メタボ的に見える点を除けばそれなりに効果があります。

 
 艦橋最上部の測距儀と21号レーダーアンテナもこの通り出来ています。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(26)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。


 船体の木甲板の製作がやっと終わりました。やり直しが2ヶ所あったために想定よりも時間がかかってしまいました。


 木甲板のパターンはこんな感じです。

 これから艦橋を塗装しながら組み上げます。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(25)
 また1週間が過ぎましたので、現状報告します。


 船体中央部の甲板ができました。


 艦首甲板に錨鎖導板(アンカーチェーンを巻き上げる位置に付ける甲板保護用の鉄板)とキャプスタンを付けました。


 艦尾側の甲板は前回示したように一旦作ったのですが、写真ではわからないレベルで少し出来に満足できなかったため、剥がしてもう一度作り直すことにしました。これはあと3~4日ぐらいでできるだろうと思います。その後は前回に書いたように再び艦橋の仕上げに移ります。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(24)
 それほど進んでいないのですが、前回から2週間が過ぎましたので現状を報告します。

 
 後部の木甲板の製作が終わり、航空機作業甲板を取り付けて合わせ目を整形しました。


 木甲板は艦首まで終わっています。艦首の先端部分が折れたので砲塔基部の上にテープで留めてあります。これは製作最後の段階で修復します。

 この状況ですと残る中央部の木甲板はあと1週間ぐらいで仕上がるだろうと見ています。その後は艦橋を始めとする上部構造物を塗装しながら組み上げてゆきます。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(23)
 また一週間が過ぎましたので現状報告します。


 上部構造物の製作が大方終わったので、船体を塗装しました。船体は閉鎖された舷窓を開けたりと少し手を加えたため、まずサーフェーサーと呼ばれる下地塗料を塗ります。これを塗ることによって工作の際に表面に付いた傷が見えやすくなります。

 
 表面の傷をならして塗装しました。艦底色の赤を塗り、マスキングテープで区切って上の軍艦色を塗りました。塗装で特に変わったことはありませんが、船体が大きく取り回しが大変でした。

 現在は甲板の製作に取り掛かっています。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(22)
 また1週間が過ぎましたので現状報告します。

 
 前回作業中だった主砲塔ができました。上左画像の右上から1,2番、左上から3,4番主砲になります。3,4番主砲塔上の空中線展開支柱はメーカー純正のエッチングパーツに部品がありましたが、強度に少し不安があったので真鍮線で作り替えました(4番主砲用の支柱の部品は少し背が高いようです)。
 また、前回も触れましたが、上右の写真で示すように2,3番主砲の測距儀の放熱口の表現が省略されているので、一旦上を削った後で再現しました。

 
 これで船体の上に乗る主要構造物が一通りできました。後部マストは周囲の構造物を接着してから調整して作ります。これから船体を塗装して甲板の製作に入ります。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(21)
また1週間が過ぎましたので現状報告します。

 
 前回製作途上だった後部艦橋はこの通りできました。後部艦橋の見張り所の天蓋は塗装後に付けます。後部艦橋側面の窓は楕円状に見えるため一旦埋めた上で開け直しました。


 副砲はキットの1944年の状態では数が減らされていたため、42年当時とする場合は部品が足りません。加えてキットの副砲の部品はやや背が低く船体との間に隙間が出る上に正面の窓の形も良くないため、修正を加えたものを2個作った上でシリコンゴムで型を取り、レジンを流し込んで複製して作りました。

 
 副砲の砲身は金属部品ですが、上記の理由で金剛用の専用部品はいずれも入数が足りないため、ハセガワの戦艦長門用のものを用いています。厳密にはややサイズが異なりますが、1/350の縮尺では誤差の範囲内に収まるようです。


 船体の副砲用の取り付け穴もサイズが微妙に合わないので調整しました。

 
 現在は主砲の製作に入っています。ハシゴのモールドを削ってエッチングに置き換えることと、金剛型特有の測距儀天蓋の廃熱孔の表現が省略されているため、部品の上面を削って付け加えています。

フジミ1/350戦艦「金剛」(1944→42)の製作(20)
 また1週間が過ぎましたので現状報告します。


 前後の煙突とその間の探照灯座、機銃座ができました。探照灯座と機銃座はいずれもキットの1944年の形とは異なるので作り直しています。


 前後の煙突はジャッキステイ(外側を囲むハンドレール)のモールドを削り落として超極細の素材で付け直しました。トップの格子は専用エッチングパーツのものですが、煙突内部は少し表現が違うようなので作り直しています。


 現在は後部艦橋の修正に取り掛かっています。これもキットの1944年と42年では幾つか異なる部分があるので手直ししています。
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まとめ